正岡子規  歌よみに与ふる書


万葉集 巻16 3832  忌部首
枳 棘原苅除曾気 倉将立 屎遠麻礼 櫛造刀自

からたちの 茨苅り除け 倉立てむ 屎遠くまれ 櫛造る刀自

からたちのいばらを刈り払って、わしはここに倉を建てよう。
クソならずっとあっちへ行ってせい! 櫛を造るおばちゃん!


からたち(唐橘)
中国原産で、日本には古い時代に渡来した。
春に白い花を咲かせ、枝には強大で扁平な棘がつく。
生け垣になる。

万葉植物物語  P38 より
著者 広島大学附属福山中・高等学校
発行 中国新聞社  2002年
1500円


正岡子規は万葉集の中にある、しもじもで、つねづね口にする言葉で詠まれる歌に惹かれた。